家の近くには大きめの貯水池があり、整備されて水鳥も多くやってきます。
そこにいつからかアヒルかもしれないけれどマガモが渡りもせず住むようになって、その傍に一羽キンクロハジロが渡りをせず一緒に行動するようになりました。
キンクロハジロの群が渡りで帰ってくる時期は、相棒のキンクロハジロは仲間と一緒に行動して、皆が去る時は鴨の元に戻って二羽で暮らす、そんな関係がおそらく五、六年は続いていたと思います。
私はそんな2羽をカモさんとクロベエ(キンクロハジロ)の凸凹コンビと呼んで愛着を感じてウォーキングをしていました。
しかし突然今年の夏にはこのコンビが解消されて、カモの一人暮らしが始まっていました。秋からかなり体調が悪そうでした。忙しくしばらく行けなかったのですが、しばらくぶりに行ったら姿が見えず嫌な予感がして、花のお手入れをしてくれているおじさんに聞いたらやはり亡くなったのではないかということでした。
一話になった後はサギと一緒にいたり別のキンクロハジロが寄り添っていることもありました。
鳥同士でも仲間同士で心配し合うということがあるのですかね・・・?
頑固オヤジなカモさんは扱いづらく離れたのかしらと思っていたけれど、カモの方から自分は先がないから仲間について行きなさいと助言されたのかもしれない、勝手な想像だけど、ふとそんな考えが頭をよぎりました。
池を散歩する人にとっては池の主?アイドル?のような存在で、私も一方的に愛着を感じていて悩み事などなどがあると、寄って来た(餌求めてるだけ)鴨になんだか相談してみたりして、まぁなんの答えもないのだけど。
「こいつ焼いて食ったら美味いぜ」なんて学生に言われていたけれどそんな被害にも合わず無事に一生を終えたようです。お尻のくるっと巻いた羽を見ることもなく、寂しいです。
同時期に亡くなった昔の上司のワンちゃんと、道中一緒に歩いているかもしれない、そうしたら寂しくないだろうと思っています。